北海道に奇跡の霊視力を持つ「神様」がいた!
「壮絶な体験」を乗り越え目覚めた彼は、いま全開した能力を、ひろく、人のために発揮しようとし始めた。
「以前は、自分の能力を誇示したくて、手当たりしだいに相談に応えていました。けれどいまは、一人でも多くの人の役に立ちたいと思って霊視をしています」
よく通る声でその半生を語り始めたのは北海道では知る人ぞ知る奇跡の霊能者、柳澤諒さん(43)。堀の深い精悍な風貌は一見してビジネスの世界に生きる人のよう。その高い的中率と困難を切り開く適切な指南が評判を呼び、普通の主婦から、経営者、政治家までが、ひきもきらず彼の元を訪れているという。
得意な能力は多岐にわたるが、何よりもすごいのは、まず本人と直接会わず、写真や名刺だけで、現在、過去、未来をたちまち霊視できること。
インタビュー当日、何枚かの名刺と、写真を持参し、さっそく霊視してもらった。
多くのなかから柳澤さんが手をとめたのは本誌担当デスクの名刺。この人は特殊な能力を持つことで回りに知られるが、手に取り数秒、凝視した後、「この方、霊感がありますね」と出だしからずばり的中させてみせた。
柳澤さんは、家の中まで霊視することができるというから、記者の姉の写真を手渡す。「山が見えて風通しもよく、気に入って引っ越したのに、それ以来、心身の不調があって。家が悪いのでしょうか?」「山の麓は霊の通り道なんですよ」と数行ほど写真に集中。「ああ、グリーンが置いてありますね。でもグリーンをベランダから見える山に対面させるようにズラッと並べた方がいい。元気が出ますよ」
取材後、姉の家へ行ってみると確かに、グリーンはベランダにいくつもあった。しかし1ヵ所にまとめて置いてあったので「もっと並べて、山と向かい合わせに」と指示どおりにさせた。
さらに、目前に迫ったオリンピックについて聞いてみた(取材日は8月6日)。「北島選手は余裕で金メダル!」「谷亮子選手は金メダルを獲れない」というから、これも的中。
取材の途中で、柳澤さんの霊視とアドバイスで、災難から逃れたという田村順也さん(仮名・63)が駆けつけてくれた。田村さんの話も柳澤さんの能力を物語るものだ。
「PR会社を立ち上げるに当たり、株主のひとりだった私は、柳澤先生に創業メンバーの名刺を見ていただいた。
そうしたら、社長の名刺を見るなり『彼は詐欺師だ。要注意です』と霊視。さらに 『この社長は2月に白い車を買って、翌月事故を起こし、体も壊すことになります』と。さすがに戸惑いましたが、その後、まったくそのとおりになり、結局、会社も身売りすることに。彼の過去の行状も酷いものでした。私は、先生のアドバイスに従い用心していたので、大損をせずにすんだのです。
それにしても、柳澤さんは、いつからこのような力を持っていたのか。
「夢を見ているような映像のような感覚で、相手の過去、現在、そして未来がどんどん浮かんできます。数字や言葉、思いがパッと頭に浮かぶことも。物心ついたときからです」
北海道の東部で育った柳澤さんは、父方の実家が酪農家。物心つくころは、人の少ない町で、牛・馬・犬・鶏などを友達として会話していた。
「動物の言葉はわからないけれど、思いが伝わってくるんです。寂しい、悲しい、うれしい、気持ちがいい、好き、嫌いとか。樹木も同じように感情があるんですよ」
動物や自然と親しくなる一方で、学齢期になると、ひたすら自分の特異な能力を隠す努力をしなければならなかった。
「ちょっと仲よくなって『遊ぼう』と誘って『いいよ』と言われても、心の中は『イヤだ』というのがわかる。相手の気持ちがわかってしまうから、友達なんかできなかったんです」
自分にだけは、霊も見えるし、その声も聞こえる。何より辛かったのは、亡くなる人が事前にわかること。大きな事故や災害が起きる前は二日酔いのような具合の悪さがくる。
「どうしてよいかわからず、家の周りを徘徊したり。心配した両親に児童相談所に行かされたりもしました」
母親はうすうす気づいていたが、公務員で厳格な父親は『目に見えない世界なんか』と頭から否定するに違いない。「こんな人間が存在していてもいいのだろうか?」という葛藤は長く続いた。 |
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「トクなこともあったんです。実は、試験の問題なんかもわかるんです。机にあらかじめ答えを書いたりしてね。僕は成績よかったですよ。
あとね、恋愛でドキドキするプロセスって経験したことがない。いまの妻に出会ったときも、すぐに『あ、この人と!』ってわかったし。おもしろくない人生なんですよ」
社会人になってからは、シンガー、DJ、声優、ボーカル講師など、『声』『言葉』にかかわる仕事を転々と経験した。
そんななか、柳澤さんのいまを語るうえではずせないひとつの大きな転機が起こる。
いまのように霊視を専業とする直前まではクラブ、いわゆるディスコのオーナー。そこでのある体験が「霊視で人助けをするために生きることを決意させた」。
「そのころは、野心もあったし、お金儲けにも興味があったんです」という。それはいまから4年半ほど前のことだ。当時、札幌市内でディスコを経営。開店のための借金はあったが、まずまず客の入りもよく、お店は軌道に乗っていた。しかしその矢先、とんでもないトラブルが。
雇っていたDJが、大麻不法所持で逮捕されたのだ。そこで、勤め先である柳澤さんのディスコが捜査され、そこでも大麻が押収されてしまった。そうなると『店ぐるみで、営利でやっていたのだろう』との容疑をかけられ、オーナーである柳澤さんも逮捕。まったく身に覚えがないことを主張したが、結局、経営者として責任は免れず、執行猶予付きの有罪判決を受けることに。「それまで、うさんくさいと思っていた人間に、僕自身がなってしまったという絶望感があって、どん底でした」
しかし、最悪ななかでひとつ大きなやりがいが与えられた。
「留置場にいたとき、犯罪捜査に協力したんです。僕の霊視は、警察署内でもなぜか評判になっていて。刑事さんや、検事さんまでが、『先生、自分の未来は?』って僕に相談にきてくれたんです。もちろん自分には一人ひとりの抱えている問題や、未来が霊視でわかりました。そのとき、ここでただ当てるのではなく、人のためになる助言をしなければ、と思ったんです」
この件をきっかけに柳澤さんは確実に変わっていった。
「結局、お店が潰れ、借金だけが残り、独りになったんです。けれど、留置されている1ヶ月、僕はこの機会に自分の能力を検証しようと、『霊能力を科学する』といった専門書や、宗教書を読み漁っていた。ただただ学び、疲れたら瞑想する、その繰り返しです。そんななかで霊視の依頼でしょう。ああ、これはきっと『もう自分はこの能力以外何もない』ということなんだな、と悟ったんです」
それからは、『困っている人の力になりたい』という意欲からどんどん霊視をした。頼られれば相手の心に語りかけ、助言する。
「僕の霊視はその人の未来を切り開くためのもの。どんなことがためになるか、瞬時に判断し、つねに最良のアドバイスをしています。
片手間でやっていた時期も含めると北海道だけで2千人以上の相談を受けましたね。
ある人から呼ばれて、行ってみると10人くらいが待っていることも(笑)」 |
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柳澤さんの特異な能力は、もうひとつある。生まれながらマグネティックヒールという、手をかざすだけで、食べ物や飲み物の味を薄くしたり、心身の不調にも
アプローチできる強力な気の持ち主でもあるのだ。先日も、道内の某大学病院の医師が訪ねてきたほどで、「この領域はやりがいはあるけれど非常に疲れるんです
よ」。
そして、柳澤さんはいま、行方不明者の捜索に使命感を感じているという。警察に捜索願を出しても、「事件性は薄い」と判断され、家族が最後の砦として、柳澤さんを頼ってくるケースが多い。
「せっかく授かっている僕の能力をここで生かさなくてはと、燃えます。死んでいるか、生きているか、たいていはすぐにわかります。生きているなら、早く居場所を特定しなければならないけど・・・・・・」
2年ほど前のこと。ある男性からの依頼で、失踪した女性を捜した。普通の生活をする女性が、事件に巻き込まれたのかと、さっそく霊視したところ、そうではなかった。「現状がイヤで家を出たかったんですね。」
彼女はたまたま知り合ったたちの悪い男に、風俗で働かされていたという。
「『この女性は東京にいます』と働いているところもやむなく伝えましたが、男性は『嘘を言うな!』って怒ってしまわれた。こんなに周囲が辛い思いをされるなら、深く追求しないほうがよいケースもあると知りました」
言いながら表情には、見えないはずのものが見える霊能者だけが、味わう苦労がにじんでいた。
「助けることができた命もあるし、電話をいただいた時点で間に合わなかったケースも。解決しても夜はひとり反省会です。けっこう、気が小さいから 朝方まで眠れないことはザラです。けれど、今こんな混沌とした世の中だから、僕なんかの能力が役立つなら北海道だけじゃなく、全国、外国まで飛んでいきた
いです」 |
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